黄斑は重要な組織

視力の中心として視界の5割を担う重要な組織

黄斑は、字のごとく黄色い斑点という見た目から来た名前の由来がありますが、これは、色素成分であるルテインの色であり、それだけ、黄斑にルテインは欠かせません。

眼精疲労、近視、老視、白内障、加齢黄斑変性症など、様々な目の症状が有りますが、中には、失明するリスクを持っているものも有ります。
特に、黄斑が病変する障害である加齢黄斑変性症は、その可能性の高い眼病です。

この黄斑の中心部分には、中心窩(ちゅうしんか)と呼ばれる組織が有りますが、大きさは、直径1mm程度と実に小さいものです。
それほど小さい組織となれば、必要性もそれ程無いように思われるかもしれませんが、一転してかなり重要な組織でもあります。

膜全体で比較すると1%にも満たない面積の組織ですが、脳にある視覚皮質での面積は、50%にも及ぶようです。

サイズでは、全体の1%未満でも視界の5割の情報を占めている事と解釈できます。

黄斑(中心窩)には、錐体細胞の密度が濃くなっています。
錐体細胞は、日中の明るい中でものを見る為に欠かせない視細胞で、この細胞が密に存在しているという事は、それだけ高い視力が実現されているという事になります。

また、中心窩では、下の層にある脈絡膜という血管の通る組織から血流を介して酸素を受け取る事で機能しています。しかし、光の量が多くなると酸素の供給量が間に合わず低酸素状態に陥る事もあるようです。

低酸素状態になると機能が落ちるのは言うまでもありませんが、今の私たちの生活の多くは、日中のみならずとも光を取り入れています。それが、目に与えるダメージを考えると、中心窩は常に低酸素状態となり、それが、加齢黄斑変性症に何らかの関係がある事も考えられます。

中心窩に必要な血流を確保する為には、アントシアニンなどの抗酸化成分の持つ血液をサラサラにする働きも有効です。