ゼアキサンチンの保護作用

ルテインとの同時摂取で有効な構造異性体

ゼアキサンチンは、ルテインと一緒に吸収されると良いと言われている成分で黄斑部に多く存在します。ルテインとは、構造異性体という関係にあるのですが、これは、分子式では同じで構造が違うという意味になるようです。

どちらも、「C40H56O2」という同じ分子式を持ちます。
主な違いは、キラル中心の数であり、ルテインが3つあるのに対し、ゼアキサンチンは2つしか持ちません。

このキラル中心というものが何なのかは、ちょっと理解が難しい部分でもありますが、3次元の図形や物体を鏡像(鏡に写ったもの)と重ね合わす事の出来ない事をキラリティといい、その性質をいくつ持っているかという事のようです。

いずれにしても、ルテインとほぼ一緒だけど構造が異なる事で、更に、ルテインとはまた異なる抗酸化力を持っているのがゼアキサンチンという事だと言えます。

また、ゼアキサンチンもルテインのどちらも、キサントフィルサイクルを構成する一つであり、これらは、植物の体内において強い光を蓄積した場合は、感度を抑え、反対に光が弱くなった時には、感度を高めるという働きがあります。

そうする事で、日光の強弱の影響を抑えて必要に光を取り入れる仕組みが出来ている事、同時に、ダメージを受け流す術をゼアキサンチンやルテインという形で持っている事が言えます。

こうした機能をもっと簡単に考えるなら、植物が光合成する為に光が必要でも強すぎる光は毒なので、できる限り無害な状態に近づける働きがルテインやゼアキサンチンに備わっているという事だと思います。

ヒトの目(網膜・黄斑)に関しても同じように、光のダメージが蓄積されれば感度を抑え、弱い光の中では、感度を強めて見やすくするという視力の機能を担っているのだと言えます。